時間がない
残念ながら柏崎には時間がない。
先般、「ドラッグストアで」でも書いたおばあちゃんが亡くなっておられた。先日、前を通りかかったら、忌中札があった。一昨年の市議選の時、玄関で100歳のお母さんの介護のことを伺い、行政と掛け合った経過がある。その後、100歳のおばあちゃんは施設に入ることが出来たのだが、昨年の市長選の時も・・・・・。80歳を数えたおばあちゃんの晩年はどんなものだったのだろうと想像するに全くたまらない。80歳の娘に先立たれた100歳のおばあちゃんは。
医療問題懇談会が設置されると言う。設置期間は2カ年。毎年度4回の懇談会。市民満足度調査で既に最低の満足度が出ているこの問題を何故、2年間もかけて「懇談」する必要があるのか。本日付け朝日新聞新潟版では医師が足りない県内病院ランクが示されていたが、見事、刈羽郡総合病院と今は独立行政法人となった国立療養所新潟病院はその1位、2位である。恥だ。国療に関しては、評判は良い。小児科など夜でも良心的であり、看護婦さんたちも親切だ。評判というのは当てになるようでならない面もあるが、事実、柏崎における医療体制への不満は著しく大きい。これは周知のことなのだ。
2年。限りなく無駄だとしか思えない。求められているのは決断であり、施策である。
JR、2010年問題が叫ばれているが、羽越線はミニ新幹線の旗を降ろし、すかさず高速化の旗を揚げた。私は長岡・柏崎間のミニ新幹線について、財政的観点からその非現実性を訴え、上越新幹線長岡、北陸新幹線上越へのシャトル運行を提案してきた。前々回の選挙であるから6年も前からである。10年前には、北越北線(現ほくほく線)の開業、将来の赤字化と魚沼・上越の高規格道路計画の前に、再びの陸の孤島・柏崎を問題提起し、後援会報などにも記してきた。「ミニ新幹線の旗は降ろします、けれども柏崎を陸の孤島には絶対にしません」、と力強く宣言し、新年度予算では費目だけでも、信越線高速化事業を掲げるべきであったのだ。
公務員、退職時の特別昇給。昨日付け読売新聞(5月25日)によれば、全国で6割の自治体がいわゆる「お手盛り」を廃止したという。柏崎市はどうなったのだろう?10年ほど前からの柏崎行政改革大綱づくりで私はこのことも指摘し、最後に近い一昨年12月の議会でも質問した。明確な返事はなかった。2号俸上がるお手盛りが、1号俸に改められた、とも聞くが、柏崎市は6割の中に入るのか、それとも屈辱的な残り4割の中に入るのか?
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