新潟県の曖昧さ・柏崎のどっちつかず
先般、地方制度調査会で県の新しいくくり、つまり道州制へのステップ、全国区域制案が提示された。
予想されたことだが、新潟県は悩ましい。8地域、9地域に分かれるとするならば、関東甲信越ブロックとなるし、10,11,12地域に分かれるとするならば、北陸ブロックとなる。
新潟県は、従来、東北に見られることもあれば、(東北電力供給区域)、(原発関係の予算、交付金等に関しては仙台に行っていた)、北陸に見られることもあり、(高校野球:北陸信越大会)、(建設行政、農政はそれぞれ北陸地建、北陸農政局)、(コシヒカリの発祥は確か福井)、関東甲信越に入ることもある。NHKのニュースや天気予報は関東甲信越のくくりである。
柏崎は行政区は中越、中学校などの大会は未だ「上越大会」そして、何よりも10万都市にもなれなかった。刈羽村を残してしまったのは、敢えて書くが西川市政の失敗であった。
私は、もともと「県」廃止論者であったが、同時に同州制にはきわめて懐疑的であった。なぜならば、県の存在よりももっと「縁遠い」存在となるし、共通意識はもてなくなり、単なる国からの連絡中継点にしかならなくなる、との考えからであった。権限の委譲という観点から見れば、非効率的にもなる、との考えである。国があり、市がある。それで良いのはないか、という主張である。その上で、自治法を緩やかなものとし、シティマネージャー制や市レベルでの議院内閣制の検討もするべきであり、多様な自治形式があって、しかるべきと考えていた。
国は、その時の危惧として、「地方の未熟、能力の無さ」をあげる。私も国の主張に一定の理解はある。特に人材は、と言われるならば、つらいものがある。刈羽村に関して、村長にそのことを言った事がある。村長はあっさりそれを認めた。
私がどう書こうと、考えようと動いている。柏崎は発言しなければならない。柏崎は新たな提案をしなければならない。柏崎は常に注目されなければならない。発言せよ。提案せよ。スポットライトを浴びよ!そうしないと埋没する。高速交通網だけではない。
長岡は寺泊という海を手に入れ、佐渡との連携を強化する。柏崎観光業界にとって最大の危機と感じなければならない。長岡市山古志に「トキ」が舞い、新幹線、高速道から寺泊へのダイレクトなバイバスが出来たならば、文字通り長岡市野積海水浴場は新潟県一となる。
柏崎はもう一度、刈羽とそして、出雲崎町と合併協議に入るべきである。特に出雲崎まで長岡に取られてはならない。
発言せよ。提案せよ。注目を浴びよ。
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