賢兄お二人
昨日、お二人の賢兄から長いお手紙を頂いた。お一人は東京に住む私の恩師ともいえるべき方であり、お一人は柏崎に住む先達である。
お一人はにこやかな、かつ冷厳な現実主義者であり、お一人はシニカル、かつheartwarmingな理想主義者である。
お二人の手紙が昨日重なったのは全くの偶然であるが、私はこのお二人から昨日頂いたということを本当にありがたく、心から誇りに思う。
おー!現世を忘れぬ久遠の理想じゃ。
奥田英朗 著: 町長選挙
題名が気になるが、ホリエモンやナベツネをモデルにした、ユーモアあふれ、どこかペーソス(哀愁)を感じさせる、人生賛歌?
佐々木 毅著: プラトンの呪縛
民主主義の可能性と限界を考えさせるプラトン。ではいかなる政治が?小泉自民党を支持した私を含む日本国民が慎重に考えなければならない。
日本経済新聞社: 歴史から読む現代経済
全章興味深いが、第12章 「エネルギーの覇権」:土市勉 は柏崎の方なら必読。僭越ながら、原子力と水素:燃料電池の関連づけは私も浜岡原発の事故の際に思いついた。
村上 龍: 半島を出よ 下
益々さわやかさからは遠ざかる。暴力がテーマ、となると北野武監督になると思うが、村上龍自身監督をつとめた経験もあるのだから、いずれ映画化されるであろう。それを意識して書かれた作品。
北野武が蓮實重彦にその自殺願望を見抜かれたことと同様、気付かれたくない、けれども気付いてもらいたい、落ちていく日本、それに気付かない日本人。実は日本自身に自殺願望があるのだ、それを感じ取ってくれ、との叫びの様にも感じられる。希望は?再生は?さて、・・・・。
村上 龍: 半島を出よ 上
さわやかな連休には一番ふさわしくない本だが、今の日本人が一番読まなければならないような気がする。読み始めたばかりだが、そう感じた。20年ほど前、同じ村上龍の「愛と幻想のファシズム」を読んで唸ったことがあるが、同様にインパクトがある本のように思える。
幸田 真音: 小説ヘッジファンド
4.5年前のものだが、今読むと日本経済、システムがよく分かる。結末は少し出来すぎ。
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昨日、お二人の賢兄から長いお手紙を頂いた。お一人は東京に住む私の恩師ともいえるべき方であり、お一人は柏崎に住む先達である。
お一人はにこやかな、かつ冷厳な現実主義者であり、お一人はシニカル、かつheartwarmingな理想主義者である。
お二人の手紙が昨日重なったのは全くの偶然であるが、私はこのお二人から昨日頂いたということを本当にありがたく、心から誇りに思う。
おー!現世を忘れぬ久遠の理想じゃ。
たんねのあかり2011、今週末10月8日(土)である。お待ちしています。今年は割烹三井田さんが「柏崎・谷根 天然鮎茶漬け」を限定30食にて販売。初登場。楽しみ。天然鮎を焼き枯らし、ダシをとってのもの。美味しいと思うよ。
鮎、川の季節が終わり、金木犀の香りが甘く流れ始めると私にとってはまた秋のキノコ、山シーズン到来である。雨が降り、鮎が産卵に下る頃、連日の冷え込みでキノコも一斉に出てくる。
「いつが休みなんですか?」と聞かれたことがある。「キノコは10月~1月中旬まで、それからちょっと休んで、2月にはフキノトウが始まり、4月、5月がゼンマイ、ワラビ、わさび、山ウドと続いて、6月ちょっと休むなあ、7月後半は鮎が始まって9月まで、夏は海の収穫もあるから、あっと言う間に1年が経つんだよなあ」 と私。山の師匠に言わせると、1月、2月はイノシシがあるじゃないか、ということだが、それはお供だからね。
朝、山や川へ向かう道で怪しいジャケット姿、ネクタイ姿は私である。カムフラージュ用に着込んでいるのである。着替えとタオルは常に一式車に積んである。現場でほぼ真っ裸状態で「作業着」に着替え、狩猟民族となるのである。今年は水タンクと結んだ簡易シャワーも購入したので、アフターも万全。シーブリーズをほのかに漂わせ、さわやか青年となって午後、仕事に就くのである。
しかし、何事にも失敗はあるもので生徒から、「先生、クビの後ろ、なんか付いてるよ、あっ、枯葉だ」という指摘を受け、うろたえた。生徒曰く、「何で葉っぱがクビにくっついているの?怪しい。何してんの?」 確かに怪しいのである。
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