秋の山が始まる
たんねのあかり2011、今週末10月8日(土)である。お待ちしています。今年は割烹三井田さんが「柏崎・谷根 天然鮎茶漬け」を限定30食にて販売。初登場。楽しみ。天然鮎を焼き枯らし、ダシをとってのもの。美味しいと思うよ。
鮎、川の季節が終わり、金木犀の香りが甘く流れ始めると私にとってはまた秋のキノコ、山シーズン到来である。雨が降り、鮎が産卵に下る頃、連日の冷え込みでキノコも一斉に出てくる。
「いつが休みなんですか?」と聞かれたことがある。「キノコは10月~1月中旬まで、それからちょっと休んで、2月にはフキノトウが始まり、4月、5月がゼンマイ、ワラビ、わさび、山ウドと続いて、6月ちょっと休むなあ、7月後半は鮎が始まって9月まで、夏は海の収穫もあるから、あっと言う間に1年が経つんだよなあ」 と私。山の師匠に言わせると、1月、2月はイノシシがあるじゃないか、ということだが、それはお供だからね。
朝、山や川へ向かう道で怪しいジャケット姿、ネクタイ姿は私である。カムフラージュ用に着込んでいるのである。着替えとタオルは常に一式車に積んである。現場でほぼ真っ裸状態で「作業着」に着替え、狩猟民族となるのである。今年は水タンクと結んだ簡易シャワーも購入したので、アフターも万全。シーブリーズをほのかに漂わせ、さわやか青年となって午後、仕事に就くのである。
しかし、何事にも失敗はあるもので生徒から、「先生、クビの後ろ、なんか付いてるよ、あっ、枯葉だ」という指摘を受け、うろたえた。生徒曰く、「何で葉っぱがクビにくっついているの?怪しい。何してんの?」 確かに怪しいのである。