佐渡で考えた2
佐渡にも努力が必要だ。私がこの時期佐渡に期待したのはマグロ、そしてアゴだし、イカ、トビシマカンゾウ、岩ユリ。
イベントごとでマグロを食べさせるスペースはあったが、しっかりとした店で「地元佐渡のマグロ!」という幟も宣伝文句も見なかった。聞けば「みーんな築地に行くから」という答え。
アゴというのはトビウオのこと。トビウオを炭火でカンカンに焼いて水分を飛ばし、焼き干しとし、出汁をとる。高級な出汁として有名なはずだが、「アゴだしで作った佐渡の味噌汁」「アゴだしで頂く佐渡のそうめん」という幟も見なかった。
このごろ花を求めて山歩きをする中高年が多い。梅雨時を狙うこともないが、「佐渡の花巡り」という企画があってもいい。もちろん企画としてあるのだろうけれどももっと前面に出していい。そのためにはちょっとした知恵が必要だと思う。たとえば大野亀のトビシマカンゾウの群落には勢いがないように思えるし、岩ユリに至っては崖の鼻先に咲くのだから、観る方は大変だ、工夫があっていい。あんなところに咲かなくてもいいじゃないかといいたくなるようなところに咲いている。まあ私と同じようなものなのかもね。
尚、イカはよく出てきたので以下書かない。